第六十夜 シングルモルト宮城峡
初詣。
と、言ってもおっきな神社に行ったりしないのです。
実家付近の天神様、お墓、山の神様、池の神様、お稲荷様、八幡様、観音様、お地蔵様を一回り。
雪の積もった山道を気合で進んでお参りします。
今年はお神酒としてウィスキー。
少しでも土地のものということで、宮城峡をチョイス。
御神酒用の皿にすこし注ぐと
雪が冷やしたすがすがしい空気の中に
すっと一瞬モルトの柔らかな香り。
手に付いたのを少し舐めると甘さ。
果実味もあるので、なんとなくリンゴ飴のよう。
来年はもっと良いのを奮発できるよう頑張ります、と
手を合わせて2010年スタートです。