第五十九夜 山崎18年

たまには映画の話なぞ。
話題のマザーウォーター(仕込み水)という映画を見ました。
かもめ食堂とかめがねとか、その周りの映画です。

それに登場するのがウィスキーしか置かないバー。

がらんとしたカウンターの向こうに大きな窓。
庭の緑が暗闇の中にぼんやりと浮かびます。

バーテンダー役の小林聡美さんが、
でっかい氷がざぶーんと浮かんだ水割りを作ってくれます。

当たり前のようにひたすら水割りを飲み干し続ける登場人物達。
穏やかな時間が流れます。

ちなみに一度だけオンザロックが供される際に
山崎12年とは違う黒いボトルのウィスキーが登場するのですが、
ラベルとビンの形から推測すると山崎18年のようです。

シェリー樽熟成の原酒を主に用いたこっくりした甘さが印象的な
ボトルです。