第十九夜 Dalwhinnie 15y

バレンタインの喧騒も消え、少し静かな八重洲
グランスタを通るとき、なんかみたことのあるラベルと思ったら山形県酒造共同組合様
が出展中。故郷の日本酒に後ろ髪を引かれながらも、ここはウィスキーを貫きます。

本日はダルウィニーゲール語で落ち合う場所という意味深な名前。
スコットランドでもっとも標高の高い蒸留所だそうです。

香りは、、、これは梅っぽい。完熟梅。爽やかさと芳醇さの両方を感じます。
そしてわずかにカラメル程度の香ばしさ。少し春を感じます。

味も香りの延長線上。酸味と甘みのおだやかなバランス。先日食べたポンカン。
その後のドライさも長いもののおとなしく、やはりイメージは春。

後にはすーっと軽い潮の香りが残ります。おいし。
桜というほど華やか、派手な感じではない。かわいい梅のようなモルトでした。