第十夜 Glenfarclas 21y
月末も一段落して、ほっとして東京駅で途中下車。
お小遣いもでてほくほくとした気分で八重洲に向かいました。
本日はグレンファークラス。色々ありましたが21年。
しっかり熟成させたものを選びました。
グラスに鼻先を近づけた瞬間からふわっと良い香り。
値札の説明にはバニラの香り、との記載。
しかし、それよりもだいぶ瑞々しい果物のような感じがします。ただ、それが何の果物かは一生懸命考えてみましたがなんとも。あえて言うのであれば洋梨、桃、マンゴー。どの要素もありますがどれとも違う。
そして、甘さもあります。
砂糖や蜜ではなくメロンのようなさっぱりした甘さです。苦味はほんのり、わずかに。
最後に鼻にぬけるのは品のある香ばしさ。香ばしいという程度、軽めのピートです。
とにかく何度も香りを吸い込みたくなるようないいにおい。まだ季節としては早すぎますが、これはお花見にもっていったら良くないですかね。
ソメイヨシノの賑やかな感じでもいいのですが、少し季節を遅らせて天気のいい日に山桜なんかの下で飲んだらきっと華やかな時間をすごせそう。
これまでずっとアイラばっかりのんできたのですが、最近こういう甘口・華やか系も悪くないなあと思い始めています。ウィスキーの楽しみ方に幅がでた、そんな感じです。