第六十三夜 MACALLAN 18y
自分の記憶の曖昧さ加減にため息をつく時があります。
仕事でもそうなんですが(笑)、ウィスキーでも。
マッカランといえばシェリー樽熟成というイメージが
まずあって、シェリー樽は甘いという思い込みがかぶさっていました。
確かに最初はクリアな果実香。
生の林檎に似ています。
アルコール、樽の風味、原酒の甘い香りが完璧に
馴染んでいます。このあたり流石18年という感じ。
しかし、口に入ると麦に由来する苦味ががっちりと下に乗っかってきます。わずかに甘さは混じるのだけど、主役は苦味。
女性的か男性的かといえば、
間違いなく男性的なお酒だと思う。
ただし、かなりの二枚目。
あえて言うなら宝塚の男役みたいな。
酔いがまわってきたようで(笑)
今日はこのあたりにしときます。